in

HYBE「ミンヒジン」告発 → 弁護士3名が見解「背任罪、成立する可能性低い」「むしろAdor → ビリーフラボ”ノウハウ流出”、不法行為」


Ador「ミン・ヒジン」代表が25日15時より、2時間以上にわたって緊急記者会見を開催。HYBEから(Adorの)経営権を奪取することを画策しているとして、業務上背任で告発が予告された中、「私がHYBEを裏切ったのではなく、HYBEが私を裏切ったのだ」「経営権奪取計画も、意図も、実行したこともない」と、主張。HYBEはこの会見が行われた同日、警察に告発状を提出。

会見に対する反応はというと、SNSやオンライン・コミュニティ上では、ミン・ヒジン氏に共感する声が目立っています。世論を味方につける戦いにおいて、形勢が不利に傾いたことを察知したのか、HYBEは当初の「答える価値がない」との立場を翻意して、5ページにわたる長文の立場文を発表。ミン氏の主張に反論しました。

気になる、告発の行方ですが、本案件は法律専門家の間でも注目されているらしく、弁護士がSNS上などで見解を発信。「(経営権奪取)実行の着手」があったという具体的な証拠が出てこない以上、業務上背任疑惑がそのまま認められることは多少難しそうだという見方が、支配的のようです。


― 判事出身イ・ヒョンゴン法務法人セオル代表弁護士
「今まで出てきた状況だけを見れば、ミン代表の背任疑惑を立証する具体的証拠があるかどうか分からない」「基本的に代表取締役(CEO)が任務に違反して会社に損害を与えた場合、業務上背任罪が成立する。今議論されている経営権簒奪(さんだつ)部分は事実上業務上背任とは大きく関係がない話」。

「Adorの代表取締役がミン氏だが、経営者がどんな経営権を簒奪(さんだつ)するというのか論理が理解できない」「既存株主を追い出し新たに投資家を受けて増資を図る行為はいわゆる株主間の持分争いの問題であるだけで、業務上背任がこういう時に適用されるわけではない」

(ミンヒジン内部文書…HYBE確保「サウジ政府系ファンドと協力」「パンシヒョク、私を真似してBTS作った」との文言が?)

「HYBE側の『経営権簒奪』主張は、法的には意味のない主張のようだ。たとえ、ミン代表が外部から投資家を連れてきて増資を試みたとしても会社に何の損害が及ぶのか分からない」
「背任罪成立要件上、実行の着手もなかっただけでなく、たとえ着手があったとしても会社資金を横領したという事情がない以上は認められにくい。むしろ系列会社(Ador)のノウハウを親会社(HYBE)という立場だけで、他の系列会社(ビリーフラボ)に移植したのが事実ならば、系列会社(Ador)に損害を与える行為として不法が成立する余地があるように見える」

部長判事出身のイ・ジョンヨプ法務法人Lawjibsa代表弁護士も、背任罪成立として「実行の着手」が重要と指摘。「詳しい内部事情が分からないので断定的に話すことはできないが、背任罪は謀議だけでは成立できない」「HYBEに損害が発生しうるという事実を認識し背任行為に着手したという点に対して攻防になるものと見られる」。

サブテキスト法律事務所のパク・ジョンミョン弁護士は「HYBEがミン代表を相手にAdorの経営権を簒奪したと主張するのは、自分たちに経営権があると主張することだが、それは厳然と問い詰めた時に不法素地がある」「資本市場法と商法上、所有と経営分離原則が明示されているだけに企業に対する所有権は株式80%を保有するHYBEにあるだろうが、経営権はAdorの代表取締役であるミン代表にある」ー

続けて「100%子会社と言っても独立経営をしなければならず、子会社代表取締役は子会社の利益を図らなければならない義務がある」「子会社がHYBEの他のレーベルのために犠牲するならば、それがむしろHYBE側の背任」。

(ミンヒジン、会見直後ラジオ番組に出演「HYBEのやり方、とても怖い」)


Subscribe
guest
142 コメント
"いいね"順
新しい順 古い順
Inline Feedbacks
全て見る