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2023年「K-popアルバム売上」ランキング:1位Seventeen”1600万枚”!2位Stray Kids, 3位TXT, 4位NCT Dream, 5位NewJeans


サークルチャートが「2023年アルバム売上データ」を公開しました。(集計期間2023年1月1日~12月23日)

同期間中に、最も多くのアルバムを売り上げ(フィジカル)たのは、Seventeen。売上枚数は1600万枚。前年同期と比べて、1060万枚増。これは、男性アーティストの中で最も大きい増加枚数です。また、売上枚数のうち約3割(420万枚)は、2023年以前に発売されたもので、これは他のアーティストに比べて際立って高いといいます。


2位はStray Kidsで1000万枚。女性アイドルトップは5位にランクインした「NewJeans」(439万枚, 前年同期比370万枚増)。


今年アルバムの売上成長率は、前年比「49%」。昨年に続き今年も大幅にフィジカル市場が成長しました。累計100万枚以上を記録したアーティスト(アーティストが発売した全アルバム合計)も、もちろん増加。今年は26組で、前年度の21組より5組増加。また、今年1月から11月まで単一アルバム基準で100万枚以上の売上を記録したアルバムは計33枚で、これも昨年同期の18枚より15枚増加した数字です。


この背景について、サークルチャートは「今年は、世界4位の音楽市場を持つドイツが今年11月まで関税庁データ基準で、K-POP輸出対象国5位(昨年8位)に浮上。世界音楽市場10位圏内に入る英国、フランス、カナダなども既存アジア諸国を抜いてK-POP輸出対象国10位圏内に浮上」「グローバルK-POP市場が従来のアジア中心から音楽市場の規模が大きい北米とヨーロッパにも拡大したためと判断されます」と分析しています。

これまで存在感を見せていた東南アジア諸国については、「東南アジア市場の輸出不振は、該当地域の大衆音楽の質的成長と東南アジアローカルK-POPグループの登場などによる韓国K-POPの代替化(K-POPのグローバル化4.0)と、K-POPのグローバル化1.0、2.0、3.0段階を経て、非アジア圏をターゲットに活動範囲を広げようとしたK-POP産業の戦略がかみ合って現れた現象と推定されます」。

サークルチャートは「長期的なK-POPの成長の観点から見て、今後のアジア諸国の経済成長を考慮し、アメリカやヨーロッパのような大きな市場を攻略しながらも、アジア市場への紐を緩めないことが必要とみられます」と綴っています。

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一方、「デジタルトップ200チャート」では、NewJeans「Ditto」が1位に。2位もNewJeansの曲で「Hype Boy」。NewJeansの曲は、10位内に4曲がランクイン。

3位IVE「I AM」, 4位NewJeans「OMG」, 5位ユナ「事件の地平線」, 6位IVE「Kitsch」,7位(G)I-DLE「Queencard」, 8位NewJeans「Attention」, 9位パク・ジェジョン「別れよう」, 10位IVE「After Like」。男性グループは1人もランクインしておらず、フィジカル売上ランキングとはガラリと変わった様相となっています。


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