パンシヒョク、APECビジネス昼食会に出席 -「HYBE IPO」捜査渦中

「HYBE」の上場前の取引をめぐって、投資家をだまして利益を得た疑いが浮上している「パン・シヒョク」議長。警察はこれまでに2度、警察署に呼び聴取を行っている。現在は、その供述内容などについて、分析している。
そんな中、パン氏は「APEC」関連イベントに出席したという。釜山では26~28日、第4回APEC企業家諮問会議(ABAC)が開催。APECに加入する国・地域のビジネスリーダーが集まる会議。パン氏は26日に行われた、昼食会に講演者として出席したといいます。
これについて、韓国メディアは「推定無罪が原則とはいえ、不当利得取得の疑いで捜査を受け、出国禁止までされた人物を、国際行事の舞台に上げるのが正しいのかと、議論を呼んでいる」と伝えています。▶(パンシヒョク写真、国立博物館が削除…批判うけ「国家機関が、犯罪被疑者を広報する」)
パン議長はHYBE上場当時に、投資家に対して「新規株式公開(IPO)計画は近い将来ない」と言い保有株を売却させて、利益を得た疑いが浮上。上場には数カ月前から、準備や手続きをする必要がある。投資家に株式を売却させた時期は、そのIPO事前手続き最中であった、と金融監督当局は見ている。
経済界のある関係者は「KPOPデーモンハンターズの人気で、K-POPに対する関心がいつにも増して高いことは知っているが、韓国のK-POP業界にパン議長以外に人がいないのか」「韓国という国が今回のAPECを通じて国際社会に伝えるメッセージがあるはずだが、犯罪容疑者を講壇に立たせることにはもう少し慎重でなければならなかった」と批判的な声が。
一部で「カカオの創業者キム・ボムスが1審で無罪判決を受けた事例から見るように、推定無罪の原則は守られなければならない」「韓国でよく開催される会議ではないため、K-POPの象徴的人物を前面に出すほかはなかっただろう」と言った声も。APEC企業諮問委員会関係者は「申し上げる言葉がない」とだけコメントしています。
▶(パンシヒョク「IPO」事件、”2度聴取した”警察「特別な進展ない」)
