日本の「AVEX」の新ガールズグループ「XG」が今週、韓国の音楽番組に初出演。「AVEX」会長の発言が注目されています。
30日、韓国オンライン・コミュニティ「Theqoo」には、「今日Mカに出演する日本のガールズグループXG」との書き込みが掲載され、投稿はトレンド入りしました。
内容は「XG」の「K-POP人気」に便乗するようなプロモ手法に着目するもの。その中で「AVEX」の「松浦勝人」会長の発言が引用されており、これが韓国のWiki「Namu Wiki」に掲載されるなど、特に注目されています。
発言は、YouTube配信の中で飛び出したものだといいます。発言が収められた動画は削除されたようで、映像で確認することはできませんでした。
「韓国のプロデューサーとのプロジェクトなので韓国のレーベルとのあれじゃないよ。全員日本人です。K-POPぽくはないよ。アメリカっぽいんだよ」
「これは攻めますよ。全員日本人です。韓国のプロデューサーと一緖にやったんで別に韓国のプロデューサーを使っただけで、全権利をAVEXが持っています」
「なんか最初にYGと一緖じゃないかって、全く関係ないですよ。5年間も作ってました。今のはXGのTippy Toesです。YouTubeのコメントもほとんど外人です」
「こうゆうのがどんどん出てきます次からうちは。海外進出大前提です。やっぱり海外狙って、なんでこんなに韓国に負けなきゃいけないんだって、日本人だって出来るよって」
「韓国だって最初BOAとか日本にきて日本の真似してたんだから、こっちが負けてんから韓国のプロデューサーと組んでやってみようって徹底的にやったんだよ」
「とにかくやばいです。俺がやばいって言うんだから、相当やばいよ。この前も言ったけど、アメリカの子供が22才の子がやばいやばいって言ってたよ」
「何がやばいって英語完璧、ラップ英語も完璧に出来てて、踊りも凄くて、そんな日本人なんて居る訳が無いって。居るんだよ、ここに。だから5年もかかったの」
「俺の1番の子分が頑張ったんだよ。褒めてやってくれよ。俺はね、見守ってただけ。場所と環境の提供だけだな」
「XG」は今年3月デビュー。日本の事務所制作で、メンバーも全員日本人ですが、韓国を拠点に活動中。そのプロモーションには、「K-POP」グループと勘違いされるほど、多くの面で「K-POP」の様式が取り入れられているよう。
MVは18時に公開され、公開予告ツイートには「KST表記」も。映像制作には、多くのK-POPクリエイターの名が。
韓国メディアには、これまでの「J-POP」グループとは比較にならないほど多くの記事が掲載。ざっと確認してみると、その多くで「日本のグループ」を謳う記述はありませんでした。
メンバー達はTwitterで韓国語を使用し、日本語はあまり使用しないよう。「J-POP」色を最大限に消して、「K-POP」グループに見えるように努めているよう。事務所レベルで、確固とした方針があるようにみえます。
デビュー前には、海外K-POPファンの間で「YGの新グループ」と勘違いする人が続出。その誤解の広まりぶりは相当なものだったようで、YGが「全く関係ない」とコメントを出すほど。しかし、7月1日に放送されたTOKYO FMのラジオ番組では「XGはYGとavexの共同プロデュース」と紹介されたそう。
そんな「XG」ですが、AVEX会長によると「K-POPぽくはない。アメリカっぽい」とのこと。
その発言について、韓国ネットユーザーの間では「『K-POPぽくない』と言いながらも、K-POPの様式をほとんど全て取り入れている」「アメリカで活動すればいいのに」「便乗しているのに、リスペクトがない」といった反論の声が噴出。「韓国のプロデューサーを使っただけ」という発言にも、反発の声が聞かれています。
また、韓国音楽番組では「英語」楽曲を披露したことについても、「奇妙だ。全員日本人グループが韓国の番組に出演して、英語で歌う」「自信を持ってJ-POPグループとして売り出してほしい」と、チグハグさを感じるとのコメントも散見されています。
▼「奇妙だ。全員日本人グループが韓国の番組に出演して、英語で歌う」
▼「アメリカ狙っているなら、アメリカの番組に出ないと」
▼「『K-POPぽくない。アメリカぽいよ』、じゃあアメリカで活動しなよ」
▼「なんでK-POPプレイリストに入ってんの?」
▼「日本制作ガールズグループだけど、K-POPプロデュースを雇って韓国グループのふりをする。でも、日本では『日本のガールズグループがスゴイ』って宣伝する。K-POP便乗いい加減にして」
▼「デビュー時は南米の韓国関連YouTubeチャンネルで、有料広告でプロモまで回す」
▼「ところでMカにはどうやって出ることになったんだろう?韓国の企画会社でもないし、人気もないのに」
▼「NiziUは所属事務所がJYPだから、微妙だけど、この子たちはいったい何なの?」
▼「K-POPに便乗して世界的に成功が目標だということは分かった。ブレイクするためにK-POPを真似しないといけないし、韓国を通さないといけない。ただ、プライドからK-POPって呼ばれたくないということだろう。なんかズルイ。自信を持ってJ-POPグループとして売り出してほしい」