HYBE傘下の所属事務所に対して、一方的な「専属契約解除」宣言をした「NewJeans(ニュージーンズ)」。業界団体から、反対声明が相次いでいます。
「韓国マネイジメント連合」, 「韓国芸能製作者協会」, サークルチャート運営「韓国音楽コンテンツ協会」に続いて、スタートップ業界団体も反対の立場を表明しました。
コリアスタートアップフォーラム(コスポ)は23日、声明を発表。「最近のHYBEと子会社の投資契約に関する葛藤は、投資生態系の根幹である信頼と責任の原則を深刻に毀損しかねない重大な事例」と切り出しました。
続けて「投資契約は相互信頼を土台にした法的拘束力のある約束」「契約の解釈と履行が一方的に無力化されれば、これは投資決定の本質を毀損し投資生態系全般にわたり回復しにくい不信を招く恐れがある」ー
さらに、「投資契約の履行に対する社会的信頼低下は投資心理を深刻に萎縮させ、生態系全般に致命的な影響を及ぼす」「投資家の投資意欲を急激に低下させ、これは個別契約の問題を越えて韓国スタートアップ生態系全般に対する信頼度下落につながりかねない」と憂慮。
コスポは「海外投資家の韓国市場に対する信頼が毀損される場合、グローバル投資誘致が萎縮し国内スタートアップの成長機会が制限されかねず、これは結果的に韓国スタートアップ生態系の競争力弱化につながるだろう」「実際に今回の事態以後、エンタメ業界に対する投資心理が急激に萎縮しているのは事実だ。K-POPが世界に広がっていける重要な時点で起きた残念なことと言わざるを得ない」と指摘しています。
「NewJeans」は最近、所属事務所Adorとの専属契約の解除を一方的に宣言。Adorはこれを認めず、「専属契約の有効性を確認するため」訴訟を提起するとの声明を発表し、対立が浮き彫りになっています。
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