オーディション番組「アイドル学校」で視聴者投票を操作した罪に問われたCPが、2審でも実刑を言い渡されました。「アイドル学校」からは「fromis_9(プロミスナイン)」が誕生。
裁判所は26日、業務妨害・詐欺の疑いで起訴されたCP、キム被告に対して、懲役1年を言い渡した1審判決を破棄し、懲役8カ月の判決を言い渡しました。
共に起訴された制作局長には、罰金1000万ウォンを言い渡した1審判決を破棄し、懲役4か月と執行猶予1年を言い渡しました。
判決文で、裁判所は「有力放送局の制作局長, CPとして視聴者の生放送投票を捏造した。放送局及び番組の趣旨を信頼し、有料メール投票に参加した視聴者に損害はもちろん、相当な精神的被害を与えた。出演者にも深刻な傷を負わせた」-
続けて「出演者や企画会社のロビー活動により私的利益を図るためのものではなく、予想より低調な視聴率と話題性により有料メール投票が思ったより少なかったため、会社の損害を防ぐために犯行に及んだとみられる」と述べています。
「アイドル学校」は2017年に放送されたMnetのサバイバル番組。投票で1位だった参加者「イ・ヘイン」は、制作陣の操作によってデビュー組から脱落しました。
「放送通信審議委員会」の調査では、第2話から第11話までの10話分で、のべ「233人」参加者の順位が改ざんされたといいます。