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K-POPリリース時間に変化が…BTSとBlackPink「金曜13時」発売の背景


K-POPアイドルのリリース時間に変化が表れています。BTS(防弾少年団)とBlackPink(ブラックピンク)は最近、18時ではなく金曜13時に新譜をリリース。YTNがその背景を伝えています。

K-POPアイドルは、18時に新曲を発売しMVを公開するのが一般的です。このトレンドが定着したのは、音源プラットフォームのリアルタイムチャート改編後の2017年。それまでは、平日の午前0時の音源発売が慣例でした。

「18時リリース」は、少しでも高い順位にチャートインさせようとする制作会社や流通会社のマーケティング戦略によるものでした。ストリーミングが集中する帰宅や下校途中のユーザーをターゲットに最大の効果を目指す戦略は、依然として業界では広く用いられています。しかし、ここにきて変化が現れ始めています。

今年2月、18時にアルバムをリリースしたBTSは8月、最新シングル「Dynamite」を韓国時間金曜13時にリリースしました。BlackPinkも8月、金曜13時にセレーナ・ゴメスとのコラボ曲「Ice Cream」をリリース。さらに、初のフルアルバム「THE ALBUM」も10月2日の金曜13時にリリースされました。

その背景について「ダウンロードやストリーミングが集中する退勤時間帯を諦めたのは、米国市場を狙ったもの」と、YTNは伝えています。

韓国の金曜13時は、アメリカ東部時間では金曜0時。毎週金曜日から木曜日まで1週間のランキングをつけるビルボードチャートの集計の開始時間に当たります。


この戦略の効果を立証するかのように、BTSの「Dynamite」が、米Billboardシングルチャートで1位を獲得。BlackPinkも同シングルチャートで自己最高13位という成果を挙げました。(BTS「Dynamite」、5週目米ビルボード「ホット100」1位奪還)

リリース時間だけではなく、新曲の初ステージの公開も、韓国ではなくアメリカ市場を意識したものになっています。アメリカの番組や授賞式で初ステージを披露することで、現地市場での認知度・影響力アップを狙っているのです。

BTSやBlackPinkの活躍に触発され、「金曜13時」リリース戦略がK-POP業界に浸透し定着していくのか注目されています。(K-POP 10月カムバック日程 – BlackPink, TWICE, WEi, NCT, Weeekly…)









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