パンシヒョク側近、捜査に応じず…アメリカで行方くらます [HYBE IPO不正取引事件]


HYBE」の上場前の取引をめぐって、投資家をだまして利益を得た疑いが浮上している「パン・シヒョク」議長。これまでに、2度にわたって警察署での聴取が行われている。警察は現在、供述内容などを分析している。

そんな中、警察は、パン氏の側近の聴取も試みたが、行方がつかめなくなっているという。「キム・ジュンドン」元CIOは、今回の事件の「キーマン」に挙げられている。

HYBEは2020年10月に上場。その前年(2019年)、HYBE投資家(ベンチャーキャピタルなど)に対して「新規株式公開(IPO)計画は近い将来ない」と偽って保有株を売却させた疑いが、パン議長などに浮上。売却先は、パン議長の知人が設立したプライベートエクイティブファンド(PEF)。議長は、このPEFと投資利益の30%を共有する契約を結び、約4000億ウォンを受けとったとみられています。


「キム・ジュンドン」元CIOは、PEFの設立と、上場を通じた利益配分などの計画を主導し、不当な利益を得た疑いがもたれている。1000億ウォンに達する莫大な収益をおさめたとみられている。警察はパン議長と被疑者4~5人に対する聴取を1~2回ずつ行ったが、前CIOに対する聴取は実施されなかった。捜査が本格化した6月に、米国に出国した後、姿を消しているという。

元CIOとパン氏の関係は、ビッグヒット時代にさかのぼる。ガールズグループ「GLAM」の失敗で苦境にあった際には、サポートし、パン氏の信頼を得た。2018年末にHYBE共同創業者であるチェ・ユジョン副社長が、持株を売りたがっているという話を聞き、PEF設立プロジェクトを計画。パン議長は、個人資産の運用も、同氏の助言に従うほど信任していたという。

捜査当局は、元CIOを直接聴取したい意向だが、アメリカ市民権保持者である元CIOの送還は難しいと見ている。起訴前の段階では、犯罪人引渡し請求が断られる可能性が高い。当局はさしあたり、パン議長を含む国内居住中の5人前後の被疑者に対する追加的な召喚調査を続けるものとみられています。

(パンシヒョク「IPO」事件、”2度聴取した”警察「特別な進展ない」)


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