HYBEに税務調査、国税庁「資本市場法違反の疑い」- パンシヒョクIPO不正事件で揺れる中

7月29日、韓国「国税庁」が、「HYBE」本社社屋に職員を送り、税務調査を実施したという。韓国メディアが報じています。
今回の税務調査は、不定期(特別)税務調査を担当しているソウル地方国税庁調査4局によって実施。同局は特殊組織で「死神」との異名をもつ。同日、国税庁は「株式市場内の不公正脱税疑惑を受けている、27ヶの企業や関係者を対象に、大々的な税務調査に着手する」と公表。「HYBE」は27のうちの1社のよう。
韓国メディアは「HYBEは国税庁が発表した税務調査対象類型のうち、虚偽公示などで相場差益を得た株価操作勢力、企業を私有化し、個人投資家の利益を侵害する支配株主に該当するものと見られる」「国税庁は27ヶ企業の脱税疑惑金額総額が1兆ウォンに達すると予想したが、この内相当額がHYBEと関連したものと推定される」と伝えている。

最近、「HYBE」に対する当局の動きが騒がしい。トップである「パン・シヒョク」について、「HYBE」上場前の取引で、投資家をだまして利益を得た疑いが浮上。金融監督当局は調査の結果、検察に告発。警察も7月24日 、HYBEに対して家宅捜索を実施。今回の税務調査もタイミングから、この件と関連性が疑われます。HYBEは現在、検察、警察、そして国税庁からも疑惑の目を向けられています。
▶(警察、「HYBE」本社を家宅捜索 – 「パンシヒョク」 IPO不正取引事件)
▶(パンシヒョク、証券先物委員会が検察に告発 -「HYBE」IPO不正取引で)
