「仁川国際空港」が、芸能人の出入国時に「関係者専用出入り口」を開放することを検討。しかし、「特別待遇」として批判の声があがることに。空港側は計画実施を見合わせています。
仁川国際空港公社は27日、「公社は国政監査および言論報道などで提起された多様な意見を考慮して、28日施行予定だった『多重密集状況有名人の別途出入り口使用手続き』は施行しない予定」と明らかにしました。
さらに「海外空港運営事例などを検討し、空港利用客の安全と多重密集による混雑など問題がないように十分な意見収斂を経て別途の対策を用意する計画」。
仁川空港では、有名芸能人の出入国の際に、多数のファンが集まり、危険な状況が生じる場面が見受けられていました。セキュリティスタッフが殺到するファンに、過剰な警護をして物議をかもしたことも。
7月には俳優ピョン・ウソク氏の警護員が、集まったファンに対する対応として、ゲートを統制しラウンジにいた乗客にフラッシュを浴びせるなどし、議論になっていました。
空港側はそれに対する措置として「群衆によって引き起こす状況を最小化するために、仁川空港出国場専用出入り口を利用できるよう新規手続きを用意し、28日付で施行する計画」と発表。芸能事務所には「アーティスト出国時、専用出入り口使用手続き遵守協力要請」という文書を発送したという。しかし、 文書は主に大手芸能企画会社に送られ、中小事務所への差別議論も呼んでいました。
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