HYBEと対立する、Ador側が裁判所に「HYBEが臨時株主総会で、議決権を行使できないようにしてほしい」と、仮処分を申請。裁判所は30日、それを認める決定を下した中、HYBEが声明を発表しています。
HYBEは「当社はミン・ヒジン代表が提起した仮処分訴訟に対して裁判所の判断を尊重し、今回の臨時株主総会で『ミン・ヒジン解任の件』に対して賛成する内容で議決権を行使しない」と明らかにした。
HYBEは「合わせて、裁判所が今回の決定で『ミン代表がNewJeansを連れてHYBEの支配範囲を離脱したり、HYBEを圧迫して保有するAdor持分を売るようにすることで、Adorに対するHYBEの支配力を弱化させミン・ヒジン代表がAdorを独立的に支配できる方法を模索したことは明らかだ』と明示しただけに、今後当社は法が定めた枠内で後続手続きに出る計画」と伝えました。
▶(「ミンヒジン解任」回避濃厚に…..裁判所、仮処分認める「HYBE議決権行使禁止」)
裁判所は「現在まで提出された主張と資料だけではHYBEが主張する(ミン代表)解任理由や辞任理由が十分に疎明されていないと判断する」として仮処分の認容を決定。裁判所は、HYBEがこれに違反して、ミン代表を解任する場合、200億ウォン(22.7億円)の賠償金を支払うことを命じています。
今回の判断により、31日に開催される「臨時株主総会」で、HYBEはミン・ヒジンAdor代表に対する解任議案に賛成しないといいます。ただ、他の役員については、解任は避けられない見通し。後任には、HYBE側の意向を受ける人物が就くものとみられ、Adorの運営に乱れが生じる恐れがあります。
▶(HYBE広報担当「一般世論は我々を支持、ファンはミンヒジン支持」)