「NewJeans」側が「スターシップ」に倣って、YouTubeチャンネルに対して、身元情報の開示を要求しています。
米ニューヨークタイムズによると、所属事務所Adorは「名誉毀損的な発言を流布している」として、YouTubeチャンネル所有者に対する身元情報を公開するよう、米カリフォルニア州連邦裁判所に要請したといいます。
裁判所がこの要請を受け入れれば、NewJeans側は所有者に対して、名誉毀損などの法的措置に乗り出すものと見られます。
「NewJeans」の法律代理人は、この運営者が数十本の動画を通じてメンバーに向けた悪口、嘲弄行為などで名誉毀損を犯したと主張。映像の再生回数は1300万回以上だという。NewJeansだけでなく、Le Sserafim, aespa, BlacPink, IVEなどの映像もアップされています。
NewJeans has asked a federal court to order Google to release the identity of the person behind a YouTube account that the members say is spreading defamatory statements about them. https://t.co/NyuOyRy7CV
— The New York Times (@nytimes) April 10, 2024
最近、「IVE(アイヴ)」が所属するスターシップが、「脱オタク収容所」を相手取り起こしていた民事訴訟で、一部勝訴。これを受けて、他のK-POP事務所から問い合わせがスターシップに寄せられていると報じられていました。
誹謗中傷事案で、法的対応に乗り出すには、身元情報が重要でした。しかし、それをそれを開示させるのは、これまでハードルが高かったそう。スターシップは韓国弁護士事務所と共に、アメリカの裁判所から情報提供命令を勝ち取り、身元情報を入手。これにより、法的対応に乗り出すことが可能に。
YouTubeを傘下に持つグーグル本社が、韓国内の有名人に対する誹謗中傷事案で、YouTubeチャンネル運営者の身元情報を提供したのは初めて。韓国芸能界では画期的な出来事として、注目されているようです。
スターシップ側は当時「他の『サイバーレッカー』運営者に対する身元情報を追加で確認中」「既存にも法的措置を取ったが身元を把握できず中断されたケースが多かったが、今は状況が変わった」と、その意義について述べていました。今後、YouTubeチャンネルに対する訴訟が相次ぐ可能性があります。