「IVE(アイヴ)」が19日、新曲「All Night」リリース。同曲は初の英語シングルで、米女性ラッパー「Saweetie(スウィーティー)」がフィーチャーリング歌手として参加。K-POPファンの間で期待が高まっていたようですが、それに応えるようなインパクトを残せていないようです。
世界最大の音楽ストリーミングサービス「Spotify」をみると、グローバルチャートで200位以内に、チャートインしていません。初日にチャートインできたマーケットは、韓国, 台湾, シガーポール, 香港のみ。いずれも、元来K-POPが強い市場です。
新譜は、初の英語シングル, スウェーデンのデュオ「Icona Pop」が2013年にリリースした「All Night」をリメイク曲, 有名ラッパー起用と、注目を集める要素が重なっていました。
全編英語曲をリリースするからには当然、K-POPファン以外の広い音楽リスナーたちにリーチして、できれば新しいファンを獲得する狙いがあったと見られます。有名ラッパーを起用したことも、その思惑が感じ取れますが、チャートアクションからは大きな反響は感じられません。
まだリリースから2日しか経っておらず、今後伸びていく可能性もあります。ただ、それには曲の良さが重要ですが、海外K-POPファンの間で、あまり評判が良くないよう。「微妙」といった感想が目立っています。
Redditではそんな反応があまりに多いせいか、「People are taking IVE’s All Night wayyyyyyyy too seriously(シリアスに受け止め過ぎている」と、擁護する投稿もトレンド入りすることに。
投稿主は「ただの軽いカバーだ」として、「All Nightは明らかに、力が入っていない曲で、”英語デビュー曲失敗”と大袈裟に見るべきではない」「IVEの終わりでもなんでもないし、これによってIVEが落ち目になるわけではない。シリアスに取り過ぎだ」と綴っています。
コメント欄では「期待が高いのは当然」「みんな、オーバーリアクションしている」「失望は理解できるけど、IVEのキャリアには問題ない」と、いった反応が。K-POPファンの間では、「英語圏デビュー曲」ととらえる見方もあり、失望の声が目立っていました。
「All Night」が今後、グローバルチャートで浮上していくのか注目です。
▼「初の英語シングルだよね? 期待が高くなるのは、普通の事じゃない? アメリカ市場に打って出る施策の1つなんだから。軽いカバーって言うけど、そのつもりでやったのならスターシップは大ヘマした。だって、Saweetieとコラボする機会を得たのに、台無しにしたんだから」
▼「米コラボは、大抵は『軽いカバー』とはみなされない。スタシがわざわざ、そんなもののために、準備してきたとは思わない。だからといって、IVEの終わりとも思わない。IVEと(G)I-DLEは、英語曲については、限界があるようだ」
▼「曲は良いよ。でも、批判は理解できる」
▼「失望は理解できるけど、IVEの終わりっていうのは理解不能。日本語曲みたいなもんだと思う」
▼「みんな、オーバーリアクションしている。Le Sserafim『Perfect Night』(英語曲)と比べて、アメリカ市場あーだこーだと」
▼「Saweetieとコラボするためにお金つかって、プレイリスト入りもして、初の英語シングルだ。明らかに『軽いカバー』ではない。カバーでノスタルジーを期待したのかもしれないが上手くいかなかった」
▼「Le Sserafimの初英語シングル『Perfect Night』の成功を見て、比べられているんだと思う。人気度が同じぐらいだから。韓国語曲のようにはいかなかった。Saweetieと組んで、新しいオーディエンスを獲得したかったようだが、上手く行っていない」
