「NewJeans」が26日、新アルバム発売を控えて、収録曲「ETA」のMVティーザーを公開。出演者として「NewJeans」と共に、「Eva」「Mikel」「Maria」の名前がクレジットされています。
曲の全貌がベールに包まれる中、コンセプトに関心が集中。一部では「バスク地方」の分離独立を目指す組織「ETA(バスク祖国と自由)」を連想させるとの声が聞かれています。
あるK-POPファンは「曲のタイトル『ETA』は、テロリスト集団の名前『ETA』と同じだ」「Mikel(ミケル)は、その組織のリーダーの名前と一致している」と指摘。曲のコンセプトとバスク地方の組織「ETA」との関連性を疑うツイートはK-POPファンの間で、注目されています。
「ETA」は、1968年から2010年にかけて、民間人340人を含む829人を殺害。アメリカやイギリス, スペイン, フランス, EUから「テロ集団」として分類されています。
調べてみると、ニューヨークタイムズは2016年、「ETAのリーダーと目されている「Mikel Irastorza」がフランスで逮捕された」と報じています。またロイターによると、組織のリーダーには「Mikel Kabikoitz Karrera Sarobe」「Mikel Albisu Iriarte」といった人物の名前もあります。
クレジットされた他の出演者についても、このK-POPファンは「『Maria』はMikelの妻。『Eva』は最初の被害者だ(彼らは家族全員を殺害した)」と主張。この「Eva」については、1984年に「ETA」に暗殺されたスペインの政治家「José Tomás Larragañas Arenas」の娘の名前ではないかとされていますが、定かではありません。彼は銃殺されたようですが、家族も一緒に殺害されたとの記述は見つけることはできませんでした。
楽曲について、NewJeansの所属事務所Adorは「『ETA』はティーンエイジャーたちの共感が感じられる独特な歌詞と、あたかも友人と対話を交わすようなNewJeans特有の感性が込められたメロディーラップが印象的な歌」。この説明からは、過激派の影は感じられません。
ただSNS上では現在、「Adorを擁護するのをやめろ。不適切だ」「どう受け止めたらいいのか分からない」「NewJeansは好きだ。でも、Mikelはバスクネームだ。とても心配だ」といった声が散見されている状況。今後燃え方次第では、事務所側が釈明せざるを得ない展開もありそうです。