HYBE「税務調査」狙いは? “国税庁”関係者「全方位調査…オフショア脱税、所属アイドル税務処理、内部取引など」+NewJeans x PUBGコラボに再注目、ゲーム子会社が売上40%持っていく

7月29日、韓国「国税庁」が、「HYBE」本社社屋に職員を送り、税務調査を実施。その調査内容について、国税関係者がコメントしています。
国税庁関係者は韓国メディアに「今回の不定期税務調査を通じて、単純に筆頭株主・役員らの株式市場内不公正行為だけを集中調査することはない」とし「米国·日本·東南アジアなど海外現地法人で発生した収益の脱税(海外脱税、移転価格操作など)有無、所属アーティストに対する税務処理適正性有無、特殊関係者および系列会社間の内部取引実態など全方位的調査に乗り出す可能性が高い」と説明。
今回の税務調査は、不定期(特別)税務調査を担当しているソウル地方国税庁調査4局によって実施。同局は特殊組織で「死神」との異名をもつ。その名前から、恐れられていることがうかがえる。税務調査を前に、国税庁は「株式市場内の不公正脱税疑惑を受けている、27ヶの企業や関係者を対象に、大々的な税務調査に着手する」と公表。「HYBE」は27のうちの1社のよう。

最近、トップである「パン・シヒョク」について、「HYBE」上場前の取引で、投資家をだまして利益を得た疑いが浮上。。金融監督当局は調査の結果、検察に告発。警察も7月24日 、HYBEに対して家宅捜索を実施。今回の税務調査もタイミングから、この件と関連性が疑われますが、それだけではないという。

昨年、NewJeansは人気ゲーム「PUBG」がコラボ。この際、ゲーム会社(クラフトン)との間では売上(100億ウォン)が発生したが、その40%(40億ウォン)を、HYBEのゲーム子会社(HYBE IM)が持っていたと言う。当時、この取引について、疑惑の目が向けられていた。韓国オンライン・コミュニティでは、その取引も調査対象になっているのではないかとの声があがっています。
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