「NewJeans(ニュージーンズ)」の独自活動について、それを禁止する「仮処分」申請を裁判所が認める決定を下しました。
裁判所がその「仮処分」に係る資料を公にしました。HYBE内部文書に登場した「ニュアル」について、NewJeansはしきりに「NewJeansを捨てると言う意味」と主張していましたが、裁判所が完全否定しています。
裁判所は「『NewJeansを捨てて新しく組めば良いこと』という内容が記載されてはいる。しかし、上記の内容は、HYBE内の他の系列会社所属グループ(Le Sserafim)に関する項目に記載されている」「NewJeansの活動を中断させたり支援しないという内容を記載したと見ることは難しい」と指摘。その理由について、次のように詳しく説明しています。
「内容の前後の脈絡を見てみると、Le Sserafimが音楽チャートではAグループに阻まれ1位になれず、アルバム販売量ではBが、Le Sserafimの後を追ってきていることを指摘しながら『ニュアル』に分類されるよりは「OOOO」に分類される方が、成長戦略上必要に見えるという内容を強調するなど、Le Sserafimの成功戦略を提示する過程で上記の内容が出たものと見られる」
「内部報告書の中で、NewJeansに関する項目には『NewJeansカムバック前にささやかに予熱できるイシューがあれば良いと思う』という内容が記載されているなど、NewJeansの音楽活動に関する一般的な内容が記載されているだけで、むしろ『ガールズグループ間の競争が激化し、NewJeansもカムバック時点にあらゆる話にならない問題を抱えかねないので準備しなければならない』と、NewJeansカムバック時の準備事項を提示したりもした」
「当時、債権者(Ador)代表取締役だったミン・ヒジンがこの事件のレポートを受信したにもかかわらず、(HYBE側に)異議を唱えなかった」
「2023年5月17日付の音楽産業レポートでは『芸能人選好度アンケートでは相変わらずNewJeansが35%で1位。依然として大衆好感度は高いチームであり、これを確実に活用しながら不敗の勢いを引き続き構築することが重要な状況だと思う』という内容が記載されている」
裁判所は「以上などを総合すると、「(HYBE側が)事件レポートにNewJeansの活動を中断させたり支援しないという内容を記載したと見ることは難しい。AdorがHYBE側にこの事件レポートに対して抗議するなどの措置を取らなかったとしても、この事件専属契約上重大な義務を違反したと見ることは難しい」と判断を下しています。
この「ニュアル」については、NewJeansは「NewJeansを捨てると言う意味」としきりに喧伝していた。メンバーたちは「Ador唯一のアーティストを捨てろと決めて指示した人が誰なのか、その指示に従って誰がどんな不正を犯したのか明確に確認し、その過程で発見される背任など違法行為に対して民刑事上の措置をしてほしい。このすべての事項と関連した監査報告書および人事措置に関する報告書を作成し、NewJeansに提供せよ」と声を上げていた。
しかし、「ニュアル」が登場する内部報告書の文脈をみると、「ニュアル」はそのように解釈できないとのことです。
Adorも昨年11月、すでに同様の説明をしていました。「『ニュ・ア・ル』ワーディングで数日苦しめられたが、ニュを捨てて新しく組めば良いこと」という文句に関しては、2023年5月頃のLe Sserafimセクションに記載された内容」「ILLITのデビューメンバーを決めるオーディション番組放映前なので、「ニュアル」の「ア」が決してILLITを指すことができないと説明した」「つまり、すでに大きな成功を収めた「NewJeans」と比較されるカテゴライジングを「捨てて」、Le Sserafimが別途の自分の領域を作っていかなければならないという作成者のアイディア」「HYBEでアーティストを捨てるという趣旨では全くありません」。
(NewJeans「革命家」発言、弁護士が批判「HYBE・ILLIT →韓国・K-POP全体も攻撃….法も無視、夢から覚めろ」)
(「NewJeans」独自活動に暗雲、裁判所「仮処分」認める決定「Ador承認・同意なしに、芸能活動してはならない」)