韓国の放送局MBC。その気象キャスター「オヨアンナ」(28)が死去。その原因について、韓国メディアは「気象キャスター2人から職場内いじめ被害を訴える内容の原稿用紙17枚分量計2750字の遺書を作成した後、極端な選択をした」と報じ、韓国内で現在大きな関心を集めています。
この加害者2人の名前が明らかに。YouTubeチャンネル「縦横研究所」は遺族の言葉を紹介。「(遺族は)人々が誤って知っている部分があって連絡した」として「本当の悪魔はイ・ヒョンスン、キム・ガヨン」と述べたといいます。
イ・ヒョンスン(39, 写真左)、キム・ガヨン(35, 写真右)は、MBC報道局所属の気象キャスター。「オヨアンナ」の先輩にあたります。
「縦横研究所」は「パク・ハミョン、チェ・アリは露骨に苦しめたが、イ・ヒョンスン、キム・ガヨンは後ろでこっそり苦しめた」「パク・ハミョン、チェ・アリはオヨアンナ葬儀に来た。実際に葬儀に来なかった2人はイ・ヒョンスンとキム・ガヨン」。
韓国ネット上には、その2人が参加したカカオトークの内容も公開。「オヨアンナ」について、次のように話しています。
キム・ガヨン「その話も聞きましたㅠㅠそして、あまりお風呂入らないってㅠㅠ」
イ・ヒョンスン:「そうだったらしいよ。とても汚かったです。お酒を飲んで寝起きで、すぐ行ったみたいだね」「私達だけバカみたいにして、仕事をちゃんとして、運動もしないと」「朝も毎日毎日そうやって化粧されるんですが、お酒のにおいがしたって」
イ・ヒョンスン:「本当?ㅋㅋㅋㅋいや、なんで?堂々たる方が私をブロックするから気が楽だ。また先輩が嫉妬したのを嫌がって」
パク・ハミョン:「私にも出ません、あの子のストーリー」「他の同僚アナウンサーたちが自分のストーリーを読めないように遮断しておいたそうです」
イ・ヒョンスン:「ㅋㅋㅋㅋ」
遺族はまた、「MBCはオヨアンナが死亡した瞬間にも嘘をついた」「遺族の誰も『死亡事実が知らされることを望まない』と話したことはない。MBCは嘘でオヨアンナの死亡を隠蔽した」と、MBCも批判。
これについて、MBC労働組合側は「昨年、故人が死亡したにもかかわらず、MBCに訃報が出なかった」「昨年9月15日、死亡前の9月6日にも、1次的に自ら命を絶つという試みがあったため、この事件も(MBC内部に)報告されたはずだ。 オヨアンナさんがこの時、顔面を負傷した。転んで歯が割れたと話したが、同僚アナウンサーに放送をお願いしながら一週間放送ができず、その次の日曜日(9月15日)に事件が起きた」。
そして、「果たして気象部門や気候環境チームでこの事実を知らなかったのだろうか。知らずにこの部分を報道局に話さなかったということをそのまま信じるべきか、非常に疑わしい。(MBCが)この事実を認めたのが昨年12月初めだが、当時報道が出てきた時も職場内いじめや遺書の話は一つも出てこなかった」として、会社が故人の死亡事件をもみ消そうとしたと主張。
また「遺族によればオヨアンナ氏が1年間に受け取った月給明細書に押された金は1600万ウォン」とし、最低賃金にもならないと指摘した。続けて、気象キャスターの間での競争を煽る放送局の実情を指摘し「MBCが低価格で年俸を与えながら労働搾取をしてきた構造は不快だ」「さらに驚くべき事実はユクイズ事件以後、気象キャスター6人のグループチャットがオヨアンナ氏と彼の同期まで2人を除く4人グループチャットになった」として「2人をいじめさせる部屋を作った」。