「K-POP」アイドルを夢見る「練習生」たち。芸能事務所が抱える練習生の人数が減少傾向にあるといいます。
韓国コンテンツ振興院が発表した資料によると、練習生の数は2020年「1,895人」を記録。しかし、2022年末時点、この数は「1,170人」に。2年間で、725人(38.3%)減を記録しています。
これと共に、練習生が芸能人デビューする割合も減少。2016年は「80%」でしたが、2022年には約「65%」に。デビューが狭き門となっています。
この状況について、芸能事務所のチーム長は「実際に芸能人になる割合が減ったため、企業規模が小さい芸能事務所のような場合には、ますます練習生を育成することを諦めることになる」。
エンタメ会社の関係者は「練習生期間を経て収益が出るかどうか分からない不透明さより、インフルエンサーは収益を創出するのにもっと短期間であり、すぐにアウトプットが出るじゃないですか」と、若年層の中で、アイドルの魅力が相対的に薄れていると指摘しています。
この他に、減少の背景としては、コロナの影響があると考えられます。2020年~2022年は、ちょうどコロナ禍。2020年初め頃より、「新型コロナウイルス」パンデミックが世界中で大きく取りざたされ、各国で制限措置がとられました。それは2023年半ばまで続き、エンタメ分野を含む多くの産業が大ダメージを受けています。K-POP界ではコンサートやイベントが中止に。財務的な体力が弱い中小K-POP事務所では廃業や倒産、練習生の採用を絞ったり、手放すケースが相次いだことが想像できます。
▶(aespaソウルコンに、SM練習生らしき女性10人!新グルメンバー?)