「HYBE(ハイブ)」の職員3人が、未公開情報を基に、HYBE株式を売り抜けた疑いで起訴されています。
ソウル南部地検は27日、資本市場法違反の疑いで、元HYBE職員A氏(32)と、現HYBE系列会社に在職中のB氏(35)とC氏(39)を在宅起訴しました。3人は裁判にかけられることになります。
BTSは2022年6月14日21時、YouTubeを通じて「グループ活動を暫定中断し当分個別活動に突入する」と発表。この翌日、HYBE株は24.87%急落。3人はこの公式発表直前に、下落を見越して、HYBE株を売却。彼らは総額2億3300万ウォン(2700万円)余りに及ぶ損失を回避したとみられています。
具体的に見ると、A氏とB氏は、「活動中止映像」公開前日に、保有していた株式500株と2300株の全量を売却し、それぞれ3339万ウォンと1億5379万ウォンの損失を免れた。C氏は映像公開当日の午後、保有していた株式2497株のうち1000株を売却し、4593万ウォンの損失を免れたという。
検察は、BTSメンバーの軍入隊や完全体活動の中止は、投資判断に重大な影響を及ぼしかねない重要情報だと判断。起訴を決定しました。
検察関係者は「今後も情報の不均衡を利用して株式市場の公正な秩序を阻害する法人および系列会社内部者の未公開重要情報利用行為を厳しく処罰する」と述べています。
▶(公取「HYBE調査、パンシヒョク親族資料に漏れ・虚偽記載の疑い….」)
