ガールズグループ「tripleS(トリプルエス, トエス)」。24人組と言う大所帯で注目を集めていますが、すでに「精算」を受けているといいます。
グループは2022年5月1日より、2年にわたって、メンバーが順次公開されてきました。2024年4月に、24人目が公開され、全メンバーが出揃うことに。デビュー日は2023年2月。それから1年しかたっていませんが、メンバー達はすでに「精算」を受けているといいます。
デビュー早々での精算を可能にしたのは、デジタルトレカ「Objekt(オブジェクト)」の存在があります。所属事務所モードハウスが販売するアプリ「Cosmo」を通じて、入手可能。アプリでは課金できる仕組みも備えているとし、それから発生した収益により、清算が可能になったいう。関係者は「まだそれほど有名な状況ではなかった23年度にも似たようなレベルの他のチームと比較して売上が悪くなかった」と、顕著な違いをもたらしているといいます。
K-POP事務所は通常、練習生時代のトレーニング費や生活費、アルバム製作費に費やされた費用を回収しきった後に、アイドルに精算支給を開始します。このため、デビュー後の人気が芳しくないと、契約満了まで精算を受けることができないケースもあります
最近、2016年デビュー「VICTON」のメンバー「ハンセ」は、「精算を受けるアイドルチームはほとんどない。 K-POPファンではない大衆まで知っている数チームを除いては、皆借金だけを積み上げて契約が終わる」と、述べていました。
▶(“7年目”fromis_9、「精算」いまだナシ? 「今年初めて貰う」)
一方で大手事務所HYBE所属「NewJeans」はデビュー2か月で、精算を受けたという。その額は1人当り約52億ウォン(約6億円)といわれています。それでも、デビュー1年での精算は、かなり早い方です。中小事務所所属アイドルでは「Fifty Fifty」ぐらいしかいないと思われます。モードハウスの試みは、トレンドに敏感な他の事務所も注目しているかもしれません。
ちなみに、「tripleS」の精算額について、関係者は「ある方々は数十万ウォン精算してくれることも精算金と言えるかという笑い話もする。だが、メンバーたちは少なくとも大企業の新入社員以上の精算を受けている。より多く受け取るメンバーたちは大企業の課長級まで受けている」と述べています。