SMエンターテインメント創業者の「イ・スマン」氏が保有するSM株を全て、HYBEに売却します。
HYBEは28日、「SMの86万8948株を、現金1042億7376万ウォン(117億円)で3月7日に取得する」と発表しました。
1株当たりの買取価格は「12万ウォン」。SMの現在の株価(2/28日)は「7万9500ウォン」。それより約51%も割高な価格です。イ・スマン氏は「プットオプション」(特定の価格で売る権利)を持っており、それを今回行使したため、この価格での売却となります。
「SM」をめぐっては2023年春、カカオとHYBEの間で買収合戦が勃発。SM経営陣側が支持した「カカオ」の勝利に終わっています。HYBEはその最中、イ・スマン氏からSM株「14.8%」を、1株当たり12万ウォンで取得。その際、同氏に対して、1株当り12万ウォンで、保有するSM株を売却できる権利を付与。当時、SM株は「15万ウォン」まで上昇していました。
HYBEは現在、SM株「8.95%」を保有。今回の追加取得により、その比率は「12.6%」まで高まります。