「The Black Label(ザ・ブラック・レーベル)」と、YGの関係が希薄化しています。社屋も移転するといいます。
同レーベルは、2016年YGを代表するプロデューサー「テディ」が設立。当初、YG所属歌手のアルバム外注製作会社として役割を果たし、YGは同レーベルの持分45%と1株を保有した大株主でしたが、現在は21%までに激減。関係が薄れています。2021年より、セハン・ベンチャーキャピタルなどのVCが、転換社債(CB)を引き受けたことで、YG持分比率が希釈されました。
「The Black Label」は現在、新人アーティスト養成などに領域を広げるなど、YG傘下から脱却する動きがみられています。それにともなって、社屋の移転も決定。本社機能を旧YG社屋から、ソウル市龍山区漢南洞にある「漢南Wオフィス」に移します。
(写真:漢南Wオフィス)
関係者は「今回の社屋移転にはそれなりに大きな意味がある。The Black LabelがYG傘下のレーベルを越えて芸能事務所としての自立に乗り出したという分析が出ている」「市場では、本社移転を終え次第、VCなどから新規投資誘致に乗り出すものと見ている。新規アーティストの発掘および契約のための資金拡充が目的で、投資誘致を推進すれば無条件参加するというVCまであると知られた。最大1兆ウォン(1100億円)の企業価値も取りざたされている」と述べています。
「The Black Label」には現在、BIGBANGテヤン, ソミ, Zion.Tといった歌手だけではなく、俳優パク・ボゴムも所属。BlackPinkやBigbang, 2NE1などのヒット曲を手掛けた有能なプロデューサー陣も所属しており、彼らの力量は投資家には大きな魅力に映っているものみられます。