K-POP練習生への過度なダイエットや整形強要に対する保護を目的とした条例が、ソウル市で成立する見通しです。
ソウル市議会では昨年12月、「ソウル市青少年文化芸術家の権益保護および支援に関する条例」が第321回定例会本会議で審議され、最終通過したといいます。
K-POP事務所はソウルに集中しています。市議会によると、2023年9月時点で韓国国内で登録された芸能事務所4774社のうち82.3%(3930社)がソウルに登録され、事業を行っています。
市議会は今回通過した条例を根拠に、体重減量や整形強要など青少年練習生の身体的・精神的健康毀損を防ぎ、類似危険事例が発生すれば早期に対応できるよう練習生心理検査、相談体制を整えて、支援する計画です。
また、デビューに失敗したり契約が満了・解除されたアイドル練習生についても、進路相談を提供して新しい進路を模索できるよう支援する方針です。
今回の条例について、キム・ギュナム市議会議員は「K-POPブームの主役であるアイドルが成長するまで潜んでいる危険と不安は全て幼い練習生個人の役割」「青少年アイドル練習生の権益保護のための制度的根拠を設け、練習生が安定的な成長時期を過ごせるようソウル市レベルで多様な支援事業を続けていく」と述べています。