韓国の音楽配信プラットフォーム市場で、覇権交代?「YouTube Music」がユーザー数において「Melon」を上回って、韓国市場1位に浮上しています。
「モバイルインデックス」によると、12月1日の両プラットフォームの「デイリー・アクティブ・ユーザー(DAU)」は、「YouTube Music」236万人, 「Melon」は231万人でした。
「YouTube Music」が「Melon」の「DAU」を上回るのは、初めてです。ただ、翌2日には、Melonが逆転し、1位に返り咲いています。1日天下でしたが、「Melon」は長く、韓国で圧倒的な王者だっただけに、この動きは注目されています。
「YouTube Music」の韓国サービスは2019年にスタート。Googleは2020年9月から広告なしで動画を視聴できる「YouTubeプレミアム」利用者に「YouTube Music」を無料で提供。この抱き合わせ商法が、奏功したと見られ、韓国でここ数年急成長を遂げていました。1位奪取については、驚く声は少なく、韓国メディアでは「予見されていた」と報じられています。
業界関係者は「(YouTubeの)プラットフォームパワーと、(Googleの)強大な資本力を土台にYouTube Musicは国内音源市場でさらに急速に成長するだろう」「国内業者は単純音源サービス競争ではなく差別化されたサービスと戦略で勝負手をかけなければならない」と話しています。「Melon」は今後、厳しい戦いを強いられそうです。