「SM」買収合戦を繰り広げているHYBEとカカオ。両社が10日、協議を行ったといいます。
HYBE関係者は「(カカオ側から)対話をしようと先に連絡が来ており、協議中だ。まだどんな結論が出るか分からない。今後も対話を続ける」と述べたといいます。
一部韓国メディアは「31日のSM株主総会を控え、株式確保のために「銭の戦争」を繰り広げていた双方は10日、妥協点を見出したという。具体的な内容はまだ公開されていないが、どちらか一方がSMを独占しない形で合意されたという噂だ。双方は近くこの事実を発表するという」と報じています。
HYBEとカカオは公開買い付けを通じて、「SM」株を買い集めています。しかし、SM株は買収合戦に反応して高騰。1か月前と比べて倍以上跳ね上がった状況で、TOB価格も当初の想定より引き上げなければならない状況に。費用負担への懸念が、両社を協議のテーブルにつかせたとみられています。また、過熱する争いに対して、金融当局が不公正行為がないか検討すると伝えられたことも、両社の背中を押したようです。