「CJグループ」が「SM買収合戦」に、経営陣・カカオの援軍として参戦する案を検討しているといいます。
ソウル経済は14日「業界によると、CJグループはカカオの提案を受けて、SM株引き受けについて関連系列会社と議論している」「カカオとCJは、SM株を最大19.9%まで有償増資や公開買い付け方式で買い入れる一方、自分たちに友好的な機関投資家から時間外大量売買(ブロック取引)で買い入れる案を構想している」と報じています。
SMエンタでは現在、経営権をめぐって、現経営陣と創業者で筆頭株主の「イ・スマン」氏が対立中。経営陣側は「カカオ」との資本提携を発表。影響力の低下が予想される「イ・スマン」氏はHYBEと手を握り、対抗しています。
HYBE側は「イ・スマン」氏の保有株14.8%を4228億ウォンで取得する契約を締結したと発表。それと共に、小口株主が保有する株式の公開買い付けも行い、保有株を約40%に高めて、最終的にSMの買収を目指しています。
ここに、韓国のコングロマリット「CJグループ」が参加を検討しているといいます。もし参戦となれば、SMの経営権をめぐって、現経営陣・カカオ・CJ連合 vs イ・スマン・HYBE連合が争う形になります。
「CJグループ」の中核企業「CJ ENM」は過去、イ・スマン氏が保有株売却を持ちかけた際、購入に傾いていたといいます。しかし、イ・スマン氏が既存の役割を維持し、グループ副社長格で待遇してほしいと要求したため、交渉は終盤で決裂したと言われています。