経営陣と創業者「イ・スマン」氏が対立し、内紛が起きている「SMエンタ」。そんな中、「イ・スマン」氏の戦略に対して、従業員の不満の声が聞かれているといいます。
韓国メディア「Economic Review」によると、創業者&筆頭株主「イ・スマン」元統括プロデューサーは、「メタバース」と「中国」に強く執着しているといいます。その姿勢について、SM内部では不満の声が聞かれているとのことです。
「Economic Review」は「同プロデューサーは、中国市場を攻略するという趣旨で、長い間グループに中国メンバーを含めてきた。しかし、Super Junior・EXOなどグループの中国人メンバーが度々問題を起こした。SM内部では中国人メンバーの起用に疑問が提起されたが、イ・スマンPDの強い意志でこのような社内世論は静まった」と伝えています。
また「メタバース」についても、「コロナで一時期『Kwangya』というSMが提示する世界観が注目されたが、オフライン活動が復活した現在、関心度は低くなった」「従業員からは『これが果たして正しい戦略なのか』と疑問の声が出ている」と伝えられています。
「SMエンタ」の内紛には最近、「HYBE」が「イ・スマン」氏側につき参戦。HYBEはSMの買収を目指しています。
中国市場進出や中国人メンバー受け入れについて、HYBEは意欲的ではないとみられています。実際HYBEグローバル・オーディションは韓国や日本, アメリカ, ヨーロッパで行われたものの、中国では開かれていません。買収が成功した後、SMの「中国」に対するスタンスに変化が見られるのか注目されます。