「NewJeans(ニュージーンズ)」のプロデューサー「ミン・ヒジン」氏が、「私は『世界観』を持たせるのは、好きじゃない」と述べています。
「cine21」は最近、「ミン・ヒジン」氏とのインタビュー記事を掲載。
インタビュアーは「最近、(K-POPでは)世界観や叙事性を持たせる場合が多いが、NewJeansにはないようだ」と質問。これにミン・ヒジン氏は「端的に、私はK-POPの世界観に反感が多い人だ」と回答しています。
ミン・ヒジン氏は「NewJeansにはそういったものはない。しかし、私たちが伝えるメッセージを、一種の世界観と命名することができる。そのような認識は歓迎だ」「最近、主体的で主導的なアイドル像という話題にとりわけ敏感なようだ。でもそんなアイドル像を描きながら、同時に彼らをまるでキャラクタライズされたような世界観を歓迎するのは不思議だ。相反する概念ではないか。長年業界に従事した私として、「世界観」の効用については疑問な点がある」。
さらに「私は世界観を求めていない。NewJeansはその都度、投げなければならないメッセージを瞬発力をもって投げかけるだろう。夏のデビューアルバムへのフィードバックとして『Ditto』という曲をリリースしたように」と述べています。
このインタビューについて、一部では「SMエンターテインメントを狙撃したのではないか」との声があがることに。「ミン・ヒジン」氏はSMでクリエイティブディレクターで手腕を発揮した人物。また、SMは2020年から、所属アーティストが同じ世界観を共有する「SMCU(SMカルチャー・ユニバース」プロジェクトを展開中で、世界観構築に力を入れています。そのため、今回の発言は、その古巣と絡めて捉えられています。
今回のインタビューは韓国オンライン・コミュニティでも話題に。コメント欄では次のような反応が寄せられています。
▼「世界観のないグループの方が多いんじゃない?」
▼「同じ所属事務所に3世代ドルでSeventeenも世界観がないんじゃ? 自分一人で先駆的にK-POPの枠を破ったように大騒ぎ」
▼「世界観がないグループの方が多くない?? SMが過度に世界観にハマっていたんだ。3世代のうち、JYPとYGは世界観自体がない会社じゃん」
▼「パン・ヒスは世界観じゃないの?」
▼「パン・ヒスのYouTubeチャンネルは、世界観構築のためだろ」
▼「パン・ヒスはMVコンセプト」
▼「世界観っていうか、ファンタジーやSF的な世界観が嫌いなんじゃないの? NewJeansも世界観あるじゃん。K-POPにファンタジー的世界観がないグループの方が多いのに..K-POPをひとまとめに見てK-POPの世界観に反感を持つ」
▼「K-POPをしきりに腐すのは何だよ」
▼「世界観が好きなオタクたちにも反感を買う言葉だし… 世界観のないチームも多いし···。 一体なんでそんなに特別感を出したいのか。他のK-POP歌手たちと制作者たちを軽視するようなインタビューして」
▼「BTS, TXT, Enhypenみんな世界観あるグループじゃない?」
▼「本当にインタビューのせいで拒否感が湧いてきた(笑) でもNewJeansもK-POPなんですけど、そのK-POP市場がなかったらこんなヒットしたと思う?」