Le Sserafim「ガラム」に「学校暴力」疑惑が浮上。その被害者側が初めて声明を発表した中、「ガラム」が受けた処分の重さに関心が集まっています。
ガラムから中学時代に「いじめ」被害を受けたという被害者側は19日、「2018年4月末~5月初頃に、キム・ガラムとその友達から学校暴力を受けた。その後も続いた集団加害に耐え切れずに、1~2週間で他の学校に転校した」と主張。
ガラムが受けた処分について、「2018年6月4日に、学校暴力対策自治委員会が開かれた。校内暴力の予防及び対策に関する法律第17条第1項『第5号』により”特別教育履修6時間”、同条第9項により”保護者特別教育履修5時間”の処分を受けた」と明らかにしていました。
韓国では「校内暴力」が起きると、教師や法律家, 専門家などで構成された「校内暴力委員会」が招集され、事案が審議されます。ここで決定される処分は9つのレベルに分かれており、最も重い「第9号」は「退学」措置。ガラムが受けたとされるのは、「第5号」で「特別教育」措置。
第2号:接触禁止
第3号:校内奉仕
第4号:社会奉仕
第5号:特別教育
第6号:出席停止
第7号:クラス変更
第8号:転校
第9号:退学
「第5号」について、文部科学省に相当する韓国教育部は「加害生徒が奉仕活動等を通じて自らの行動を反省することが難しく見える場合、専門家の助けを受けて暴力に対する認識を改善し自らの行動を反省させる措置」と説明。
「特別教育」処分を受けた場合、生徒の保護者も一緒に受講しなけなければなりません。受講時間は5時間以上とされています。
これについて、ある現職弁護士がTwitterを通じて、自身の経験を伝えました。
弁護士は「強制わいせつが6号になった事件や、身体的でない言語的セクハラが4号として処分された事件を見たことあるけど、芸能ニュースで5号を見るとは」と驚いた様子。
さらに「学暴委5号特別教育なら、卒業後に2年間生活記録簿に残る。生活記録簿からこれを消そうと弁護士を選任して行政訴訟を起こすこともある」「経験上、普通の単純暴行程度は1~3号に収拾される。5号とは衝撃的だ」と綴っています。
また「5号が出るほどの事実関係なら、校内暴力委員会の段階から、双方が弁護士選任したりする。弁護士費用も成人刑事事件に劣らずかかる」「会社が生活記録簿をもらっていればまだ記録があるはずなのに、どのようにデビューさせたのか」と疑問を示しました。
「ガラム」の処分について、HYBE側は「ガラムも被害者だった」として「友人を助けるために、(被害者に)抗議した。この過程でいかなる物理的、身体的暴力行為はなかった」と説明しています。
「ガラム」の処分レベルについて、韓国オンライン・コミュニティでは次のような反応が寄せられています。
▼「知らなかったはずがないし、知っていながらなんでデビューさせたんだ」
▼「こんな子をデビューさせた者たちみんな悪い」
▼「単純暴行が1~3号なら一体何をしたの?」
▼「知らなかったはずがない。でも、被害者が弁護士まで選任するとは思わなかったようだ」
▼「『学校暴力委員会の手続きが子供たちに苛酷だと思うほど大変だ。被害者の保護者が加害者が処罰を受けなくてもいいから辞めたいという場合も多い』…この箇所、悲しい」
▼「しかも中学生だからね」
▼「HYBEはなんで、あきらめないんだろう」
▼「HYBEの対応が一番理解不能」
▼「日に日にHYBEへの幻滅感が増す」
▼「学暴5号アイドル」
▶(HYBE「Le Sserafimガラム、5号処分も暴力なかった」)