(G)I-DLE「スジン」のグループ脱退が14日に発表。キューブはかなり前から、脱退を決定していたといいます。
スポーツ京鄕は15日、「複数の関係者によると、所属事務所キューブ・エンターテインメントは既に、『学暴』論議が過熱した当時に、スジンの脱退決定を確定していた」と伝えました。具体的な時期については、記事では触れられていません。
スジンに対する学校暴力疑惑が浮上したのは、今年2月。その後、匿名の暴露が次々登場。3月26日には、スジンと同じ中学出身の俳優「ソ・シネ」が「学生時代に2年間嫌がらせを受けた」と告白する書き込みを掲載。
以降、被害を主張する書き込みを「虚偽」とし、ネットユーザーらを告訴までしていたキューブは、強硬対応から一転、沈黙することに。その沈黙は、8月14日の「スジン脱退」発表まで続きました。
“「学暴」論議が過熱した当時“は、2月, 3月あたりとみられます (ソ・シネ告白以降、目立った動きはなかった)。記事によると、キューブはその時にすでに「スジンの脱退」を決定し、約4カ月後にその事実を発表したとのこと。
スポーツ京鄕はまた「スジンの脱退は、(G)I-DLEのグループ活動と関係している。スジンの問題が拡大し、グループ全体の活動にも暗雲が垂れ込めたためだ」とも伝えています。
スジンは騒動により活動を自粛、(G)I-DLEもグループ活動がままならない状態になっていました。騒動の初期段階で脱退を決定したとすれば、グループへのダメージを最小限に収め、早く事態を収拾したい思惑があったとみられます。主要グループの長期の活動休止は業績に痛手で、早く活動を再開させたいと思うのは当然です。だとしたら、なぜ4カ月前に「脱退」を決定したのにもかかわらず、今まで発表しなかったのか、釈然としません。
キューブは当時、「暴露文を掲載した最初の掲示者を含め、すべての虚偽事実を流布した者および悪質な書き込み者に対して告訴状を提出した」と、かなり強硬に対応。疑惑も全面否定していたため、何のために脱退するのか、名目上の理由もない状況。当時のキューブの対応ぶりを見ると、「脱退」は選択肢にあったかもしれませんが、まだ決定されていなかったように見えます。
じゃあこの記事は何なんだというと、キューブが世論を意識して流した情報を基に作成されたものように思えます。そう仮定すると、キューブの狙い次のようなものかもしれません。
キューブはこれまで解決に取り組んできたが、にっちもさっちも行かない状態になり、最近「脱退」の決断を下した。所属アイドルに「学暴」疑惑が持ち上がった他事務所は、脱退者を出さずに上手く乗り切った中、キューブの対応の悪さは際立ちます。このため、その印象を拭いたいキューブは、今回の情報をメディアに流し、少しでもイメージを改善しようとした。後手後手な対応ではなく、すでに決定していたと言わんばかりに。
今回の記事について、韓国オンライン・コミュニティでも話題に。ネットユーザーからは「キューブのマスコミプレー」「イメージ管理」といった声が聞かれています。
▼「ふざけるな(笑)」
▼「大衆をバカだと思ってるのか」
▼「じゃあなんで今までダンマリだったの?」
▼「今になって真っ当な事務所のフリ」
▼「マスコミプレー?」
▼「キューブの役員だったか代表だったか、誕生日おめでとう団体写真が出たじゃん」
▼「なぜ今になって発表したの? 最後まで被害者に謝らないで行くね」
▼「疑惑に反論して、ソシネに立場要求しておいて、脱退確定だなんて」
▼「マスコミを使った宣伝」
▼「被害者がスジンと会って話したいと言ったら、弁護士だけを送ったキューブです」
▼「イメージ管理に入ったね、キューブ」
▼「誰が信じてるんだよ」
▼「結局こうなるなら、ズルズル引きずるなよ」
▼「学校暴力は虚偽だが、脱退は確定していて、暴露者を告訴するというキューブ奇跡の論理」