「BTS」に対する人種差別的発言がドイツのラジオ番組であったとし、ファンが怒りの声を挙げています。
問題視されているのは、ドイツのラジオ番組「bayern3」の司会者マティアス氏の発言。「MTVアンプラグド」に出演したBTSがイギリスのロックバンドColdplay「Fix You」の曲をカバーしたことに触れ、次のようにこき下ろしました。(ファンの翻訳参考)
「コロナウイルスだ。早くワクチンが入手可能になることを望む」「韓国に対して反感を持っていない。外国人嫌いとも違う。ただ理由は、韓国のボーイバンドだ」
「韓国車を持っている。素晴らしい車だ…..でも、BTSがMTVアンプラグドをやった。ボーイバンドがアンプラグドをやるのは自己矛盾だ。この愚か者たちは、”Fix You”をカバーしたことを自慢げにアピールしている」
「これは神への冒涜。私は無神論者だが、これはけしからぬこと」「このことで、君らは北朝鮮で20年間の休暇を送らなければならない」
[ENG TRANSLATION]
tw // racism
a german radio host was talking immensely badly about BTS, comparing them to COVID and mentioning blasphemy and north korea, this can’t be tolerated!
pls email bighit about this as well!
(video by @fairiesvmns)#RassismusBeiBayern3#Bayern3Racist pic.twitter.com/MjZ2kXLyiu— ᴮᴱBTS UPDATES GERMANY ⁷ 🇩🇪 (@BTS_UPDATES_GER) February 25, 2021
この発言が翻訳付きでSNS上でシェアされると、ファンから抗議の声が噴出。26日、Twitter上では「#Bayern3Racist」「WE LOVE YOU BANGTAN」「#Bayern3Apologize」などのハッシュタグがトレンド入りしました。
反発の声が広がると、番組側は公式サイトを通じて「BTSがカバーしたことについて個人的な意見を表明したに過ぎない」「しかし、彼の発言について、多くの人が人種差別主義的だと思っているという点に対して心からおわび申し上げる」と明らかにしました。
番組側は謝罪文で「彼の意図したこととは違う」「司会者が自分の意見を明確にかつ率直に表現するのがこの番組の性格」とも説明しています。(BTS「Fix You」カバーに、Coldplay「美しい」とハングル書き込み)